「毎日投稿してるのに、予約が入らない…」
「フォロワーは増えても、申し込みは増えない…」
「本当にインスタで集客なんてできるの？」
こんな風に思っているサロンオーナーさん…大丈夫です。
インスタで集客はできます！そして、インスタ集客には“才能”も“映えセンス”も必要ありません。
必要なのは、「集客導線を設計する」こと。
今日は、そんなサロン向けのインスタ集客の成功の秘訣について解説していきます！
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コンセプト設計：“誰に・何を・どうやって”を明確にする
まず1番最初に始めるべきは、コンセプト設計です。
ただなんとなく投稿をしているだけでは、インスタから集客にはつながりません。
誰に来てほしいのか（ターゲット）
あなたは自分のお店にどんな方に来てもらいたいですか？
「誰でもいい」は、絶対に誰にも刺さりません。
そして、「30代女性」や「美容に興味のある人」だけでは広すぎます。
具体例：
「30代前半の会社員ママ。平日夜しか時間がなく、癒しと時短を求めている」
ここまで絞ることで、"その人のための投稿”が作れるようになります。
何を提供しているのか（サービス価値）
あなたはサロンで何を提供していますか？と聞くと、大体の方が「エステです」とか、「マッサージです」といいますが、これは違います。
サロンが提供しているのは「施術」ではありません。
お客様が得られる“変化”や“未来”こそが価値です。
例：
×「リンパマッサージが得意です」
〇「1回でむくみスッキリ。パンツが緩くなるリンパマッサージ」
どうやって届けるのか（伝え方）
サロンの魅力を「届ける力」が、実は一番差がつくポイントです。
どれだけ良いサービスでも、伝わらなければ存在しないのと同じ。
ここで重要なのが、「一貫性した世界観」の設計です。
ここでいう世界観とは、店舗カラーが青だから青を使ったデザインで投稿するとか、そういうことだけではありません。
デザインの他にも、施術者の人柄や雰囲気、キャプションやストーリーで使う言葉使いなどの要素も含めた世界観です。
例えば、あなたが40代向けの落ち着いた女性のための本格的なサロンをしていたとします。
NGな伝え方→カラフルな写真を使ったり、キャプションで絵文字を多用してタメ口。
OKな伝え方→トーンの落ち着いた写真を使い、キャプションは丁寧語で優しい雰囲気。
「この人に施術してもらったら落ち着きそう」
「この雰囲気好き」
と思ってもらえることで、“人柄で選ばれる”状態が作れます。
伝え方に正解はありません。
でも、あなた自身の“空気感”を言葉と写真で統一することが、最大の差別化になります。
この「伝え方の精度」が上がるほど、インスタは“集客ツール”ではなく“ファンを育てるツール”になっていきます。
プロフィールを整えて土台作り
お客様は、フィードやリールなど投稿からあなたのことを知ります。
その後、必ず見るのがプロフィールです。
ここで重要なのが、あなたのことを全く知らない人が、たった3秒で「このサロン、自分に合ってそう。行ってみたい。」と判断できるか？ということ！
このプロフィールに必ず入れておきたい要素が、先ほど決めたコンセプトになります。
・誰のためのサロンか（ターゲット）
・どんなサービスがあるのか
・どんな変化が得られるか（ベネフィット）
・どうやって予約するか（行動導線）
サロン集客につながる投稿を作る
ここから、いよいよ投稿をしていきます。
何を投稿すればいいのかわからない！と悩む方も多いと思いますが、実店舗型のインスタアカウントの投稿には、「型」があります。
それが、この３つ。
・有益情報（知ってもらうきっかけ）
・お客様の声（信頼づくり）
・価値観、人柄発信（行動したくなる）
ここからはそれぞれの型についてもっと詳しく解説していきますね！
有益情報投稿
この投稿の目的は、専門性や価値を伝えることで
「この人詳しそう」
「この人すごそう」
そう思ってもらうことです。
投稿テーマの例：
・ビフォーアフターの解説
・〇〇な人にはこのメニューがおすすめ
・よくある質問に答える
投稿例：
「フェイスラインのたるみが気になる」
そんな方には、このリンパマッサージ。
1回でも“シュッと感”が実感できます。
ご来店からの流れや施術の所要時間も一緒に紹介して安心感を出しましょう。
→ フォロワーに「役立った！」「わかりやすい」と思ってもらうことが第一！
お客様の声
この投稿の目的は、「他の人も通ってる＝安心できそう」と信頼を獲得すること。
投稿テーマの例
・お客様の感想（スクショ＋ビフォーアフター）
・常連さんとの写真（許可必須）
・「〇〇回目の来店です」報告＋その変化
投稿例：
「仕事が忙しくてずっと放置してたけど、行って本当によかった！」
とLINEで嬉しいメッセージをいただきました✨
→ 第三者の声は“自分で自分を褒めるより”何倍も信頼性があります。
価値観、人柄発信
この投稿の目的は、「この人、好きかも」と人柄へのファンを増やすことです。
特に初めていくお店だと、お客様からすると初めての相手と1対1で1〜2時間一緒に過ごすってことです。
どんな方がやっているのかな？という人柄や雰囲気はお客様からすると、かなり気になる部分になります。
投稿テーマの例：
・サロンを始めたきっかけや想い
・趣味、休日の過ごし方
・メニュー開発秘話
投稿例：
昨日は定休日だったので、近くのカフェでほっと一息。
こういう時間をお客様にも味わってもらいたくて、
「気持ちがゆるむサロンづくり」を意識しています。
→ パーソナル投稿があることで、「この人、話しやすそう」「会いたい」と思ってもらえるようになります。
インスタは一種の“人間関係構築ツール”です。
ただの宣伝ばかりでは、距離を置かれます。
でも、信頼→共感→行動の流れを設計することで、あなたのサロンは“選ばれる理由”を持つようになります！
リールを活用する
また、リールは最も拡散力があるツールです。
◼︎見た目で違いがわかるビフォーアフター投稿
◼︎施術している様子を投稿
◼︎悩みに寄り添うHowTo系
ここで大事なのが、バズることを目指さないこと！
実店舗型の場合、リールでバズって商圏範囲外の方からの認知が高まったとしても残念ながら来店にはつながりません。
むしろ見込み客ではないフォロワーが増えてしまい、本当に来て欲しい地域の人に届かなくなってしまいます。
じゃあどうすればいいのかというと、「目的を持ってたった1人に届けるリールを作る」ということ。
つまり、バズよりも信頼を意識したリールや、本当に来て欲しい人の悩みを中心にリールを作ることが大切です。
ストーリーで予約の導線を作る
ストーリーは今すぐ予約したくなる導線として活用できます。
たとえば、
◼︎空き状況・当日キャンセル枠のお知らせ
◼︎ビフォーアフター動画を載せる
◼︎「予約はこちら」のアクション導線
などなど。投稿した後反応をみて、よかったものは保存して次に生かしましょう。
さきほどの価値観や人柄の発信を、ストーリーで投稿するのもおすすめですよ！
投稿を改善する
成果がでるアカウントと出ないアカウントの差は、数字を見て改善できるかどうかです。
ここでは、インスタグラムのインサイトという分析ツールを活用します。
このインサイトを確認するには、インスタグラムのアカウントをビジネスアカウントに切り替える必要があるため、もしまだビジネスアカウントになっていない場合は、すぐに変更しましょう。
ビジネスアカウントに切り替える方法は、プロフィール画面右上の３本線をタップし、「クリエイターツールとコントロール」から「アカウントタイプを切り替え」で可能です。
また、インサイトにはさまざまな数値が表示されますが、それらをすべて分析する必要はありません。
まずはこの３つの指標だけを確認するようにしましょう。
・ホーム率（フォロワー閲覧数÷フォロワー数×100）
・プロフィールへのアクセス
・外部リンクのタップ数
ホーム率
ホーム率は、フォロワー閲覧数÷フォロワー数×100で出すことができます。
これは、投稿がフォロワーさんに届いているか？ということがわかります。
まずはホーム率が50%になるよう、がんばりましょう！
プロフィールへのアクセス
このプロフィールへのアクセスが少ないということは、投稿を見てもらったのにそこから興味を持たれていないということ。
そもそも、プロフィールを見てもらわないとその後の導線につながらないのでここの数字はめっちゃ大事です！
外部リンクのタップ数
外部リンクというのは、プロフィールに貼っているURLのこと。
ここに、サロンの予約URLを貼っている場合はこの外部リンクをタップされないと予約されません！
逆に、ここをタップされているのに予約がない場合は予約サイトに問題があるかも…。
広告を出す
正直、実店舗のサロンの場合、やはり広告を出すのが1番強いです。
インスタグラムの広告は「オーディエンス設定」といって、どんな人に広告を表示させるのか決めることができるため、ここが最強なんです。
たとえば、「北海道の旭川市に住んでいる20代の人」にだけピンポイントで広告を出すことができちゃうってこと。
旭川市にある店舗なのに、沖縄の人に投稿を見てもらっても、意味ないですからね。（実店舗の場合ね）
いや、けど無料集客したいからインスタを活用したいんですけど！
その思いは重々承知ですが、実店舗集客において広告を使わない手はない。ってくらい、広告はおすすめなんです。
インスタ広告は少額からでも始められるので、一度検討してみてくださいね。
まとめ
サロン集客は“才能”ではなく“仕組み”です。
ターゲット設定、投稿構成、世界観設計、ストーリーズ運用、そして数字分析。
地味でもいい。バズらなくてもいい。
“この人にお願いしたい”と思ってもらえたら、それが最高の集客です。
あなたのサロンには、あなたにしか出せない価値があります。
あとは、それを届け方で伝えるだけです。
インスタ集客、頑張っていきましょう！
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